アイスクリーム販売最前線2020

新型コロナウイルスパンデミック、戦争のカタチが変わった!

アイスクリーム販売前線は2020年度がスタートしました。
2019年度(2019年4月~2020年3月期)のアイスクリーム販売は、
アイスクリーム流通新聞社の速報値では春夏商戦上半期が100億円マイナス、
秋冬商戦下半期で25億円のプラス、差引75億円の減収となってしまいました。
最終着地は4990億円でわずかに5000億円の大台を割りました。前年比では98.5%です。
昨年10月の消費税増税と最近の新型コロナウイルスパンデミックによって、
業務用が大苦戦となっているため、
下方修正となってしまったのです。
昨年春からの値上げで、商品単価は6%ほど上がっているため、
商品荷動きの実感はかなり悪い印象のまま終わったというわけです。

去年は、主要商品の値上げから始まりましたが
「値上げの春は空回り」、
最盛期シーズンは天気急変で「夏は急降下急上昇のエレベーター」、
秋冬は超大型台風被災の後は
冬の平均気温が2度以上も高いという超暖冬で
「秋冬は価値アップ&単価アップで立て直し」が少しは進んだようです。

新シーズンに入って、アイスクリーム業界は春の新商品で大賑わいと書きたいのですが、
新型コロナウイルス蔓延によって、
緊急事態宣言も出ましたし、
外出自粛で人と人との接触を7割から8割減らして、
感染拡大を防ごうということになっています。

私は、アイスクリームについてはかなり知っていますが、
感染病に深入りする知見はありませんけれど、
憂いは人一倍持っております。
感染症危機に対して提示提案する立場ではないことは認識しておりますが、
現在の危機危険はアイスクリーム業界を脅かしておりますので、
現況と未来について、分かっていること見えていることを書きます。

『一度、リセットすべき時が来たのだ』

中国武漢から世界中に蔓延していった新型コロナウイルス肺炎の猛威は収まらず、
20世紀初めのスペイン風邪大流行と同等の被災被害も懸念されています。
この原稿を書いている時点(4月12日)では、
緊急事態宣言があって、
不要不急の外出等を自粛して人の接触を8割位減らせば、
医療崩壊までにはならないという見通しのようです。
 
戦争は、人のこころが起こすのだという学説がありまして、
確かに今までの人類の歴史は心の欲望等を具現化する方策として人と武器を駆使した戦争です。
もう一つ、人のこころの底に潜む滅亡と統御の波動が戦争を起こすという考え方があって、
それは人の思いを超えた現れ方をするということです。
コレラ、ペスト、スペイン風邪等の疫病との戦争がその一種です。
欧米の都市封鎖、病死者の扱い、
そして閑散とした東京、大阪の繁華街を見て「戦争みたいだ」と言っている映像がありましたが、
「みたいだ」じゃなくて、
「戦争なのです」。

新聞、雑誌、ウエブなどで世界と日本の状況が刻一刻と報道されていて、
悲しいニュースが多くなっています。
そんな数多くの記事の中で、ジャーナリストとして素晴らしい見識と文章の表現力が素晴らしい連載記事を見ました。
夕刊紙の日刊ゲンダイに4月2日から9日までの間に「スペイン発封鎖報告」と題するレポートが連載されました。
在欧ジャーナリスト宮下洋一氏による報告です。
読まれた方も多いでしょうし、
内容詳細は日刊ゲンダイに問い合わせれば新聞在庫もまだあるでしょうから、そちらを入手してください。

ここで取り上げた理由は、
最終回にすごいことが記されていたからです。
援用しますと次の通りです。

『ロックダウン生活が始まり、世界が変わった。
(中略)地球上の空気や水は澄み、人間の大移動もいったん停止。
(中略)きっと、地球も人類も疲弊していたに違いない。一度、リセットすべき時がきたのだ。』

世界の果ての深淵を覗き見た人だけが言える言葉であり、書ける文章です。
「金だけ、今だけ、自分だけ」が横行している極東の国では、見えないし書けません。

実は、私のこの原稿を書き終えてから、
数日後、ある国の首相の眼を覆いたくなるような
無知蒙昧に加えて他者の痛みを感じたことのない恥知らずの映像を見てしまいました。

戦争で最も怖いこと恐ろしいのは、強い敵を相手にすることじゃなく、
無能な指揮官を持つことだとかつての経験者が指摘しています。
まさにそういう状況が極東のどこかの国で起こっているらしいです。

『音楽が心を救うように、アイスで心の栄養を創出』

最近、ジャズを再び聴いています。
バド・パウエルとビリー・ホリディです。
理由は特にありません。
敢えて言えば、最も好きなジャズピアニストとヴォーカリストだからということになります。
ジャズを聴くと、「これが私の見た世界の淵だ。君には見えるか!」と刃を突き付けてきます。
実は、LPレコードの時には、その声が確かに聞こえたのですが、
CDでは聞き取れないことが多くなって、ジャズを聴かなくなっていました。

スマホからイヤホンで聞く人はどうなのか知りませんが、
スピーカーから音を出して、
音場空間を作ると、
そこに血と肉と精神が感じられるはずなのに、
CDでは隙間風が吹くことが非常に多くて、
ジャズとかフラメンコとかダイレクトに心に切り込んでくる音楽の再生には不向きです。

そのほかにも色んな事情があって、2006年からはモーツアルトばっかり聴いていました。
特に予感があったわけじゃありませんが、
今年の新年号にモーツアルトの時代からベートーヴェンの時代に変わると書きました。

『都市伝説として、モーツアルトが聴こえる時代は平穏な幸福が充満しているが、
ベートーヴェンが流れる時代は刻苦勉励をしなければ幸福がつかめないと言われています。』と書きました。

ベートーヴェンとは相性の悪い私としては、
ジャズに戻ってきたというわけです。

アイスクリーム業界に戻って考えますと、
さて、ベートーヴェンが流れる時代にはどういう道を進むのかを探さなければいけません。
それを探している途中、
回復軌道で、螺旋階段の踊り場から上がろうとした矢先に、
新型コロナウイルスが襲ってきました。

新年度は、世界中が新たな戦争状態に入っている中で、
日本もアイスクリーム業界も動かなければいけません。

外出自粛、この先にはもしかするとスペインのようなロックダウンがあるかもしれません。
その時に、生活必需品じゃないアイスクリームに何が出来るのかと
不安を持っている業界関係者が多くて、私宛にも新シーズンの見通しと
今後の対応についての電話やメールが数多くあります。

逆に皆様に言いたいのです。
世界が国が何をしてくれるのでなくて、
私たちがそしてアイスクリームは何が出来るのかを考えて行きたいと思います。

それは、この数年間、私が提示しております。
「心の栄養、心の糧」としてのアイスクリーム創出です。
アイスクリームにも冷たさ、甘さ、美味しさに加えて、
新たな魅力魔力が求められています。
それは、心の糧、こころの栄養なのです。
人は食べ物の栄養と健康だけで生きるのではありません。
日常生活が厳しくなっていけばいくほど、
生活品質をより豊かにするために嗜好品が求められます。
その時、そこにはこころの満足、心の健康が必須条件となるのです。

世界の果ての深淵をわざわざ見に行く必要はありません。
見ないまま見えないままで過ごす方が害がなくていいでしょう。
でも、万一、心が破たんしそうになったら、
気持ちが折れそうになった時には効能が必要になります。
だから、こころの栄養、心の糧となるアイスクリームを創り出していただきたいと思います。

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