モーツァルトの演奏会異聞

モーツアルトの演奏会を模したLP、CDはいろいろあると思います。

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このCDは、ダブって買ったので、
ヤフオクに出しています。

交響曲38番プラハK503で始まり、
コンサートアリアのK505の劇唱「どうしてあなたを忘れられようか」とロンド「恐れないで、愛する人よ」を中に置き、
ピアノ協奏曲25番K503で終わる構成は、
まさにモーツアルトの演奏会モデルでしょうね。
アンコールで、ピアノロンドK511でも入っていれば完璧ですが、
残念ながらアンコールはありません。
CDに入る演奏時間の関係なのでしょう。

このCDは、ピアノと指揮がクリスティアン・ツァハリアス。
インド生まれ、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールやパリ・ラヴェル・コンクールで優勝したことで有名ですね。

正直なところ、
ピアノと指揮、つまりは弾き振りでモーツアルト自身を髣髴とさせる演奏家はおりませんし、
メゾに近いソプラノリリコでナンシー・ストレースを思わせる歌手もいないでしょう。

そうなると、
聴き手は、自らの趣味嗜好と思い入れで
架空の演奏会を創るべきでしょう。

そして、ヴェルサーチの衣服を纏って出かけましょう。

序奏序曲としては、
交響曲25番ト短調K183を選びましょう。
演奏は、ちょっと旧いですが、モーツアルト生誕200年記念の1956年ザルツブルクライヴ、
ブルーノ・ワルター指揮、ウイーンフィルのものを入れましょう。
コンサートアリアの前にピアノ曲を一つ、
デュポールの主題による変奏曲K573がいいですね。
この後にピアノとソプラノによる協演のK505を入れますから、
ほんとは男性ピアニストを選びたいんですけど、
この曲に限っては、クララ・ハスキル一択になります。

で、コンサートアリアK505劇唱「どうしてあなたを忘れられようか」とロンド「恐れないで、愛する人よ」となります。
これも一方的な好みと思い入れで、シルヴィア・シャーシュを選びましょう。
フンガロトンのLPで聴いてきましたが、今ではCDが手元にあります。
少し、隙間風は吹きますけど、仕方がありませんね。
ただし、ピアノの若きアンドラーシュ・シフが弱いのは否めません。

終わりは、ピアノ協奏曲となりますが、
これもクララ・ハスキル一択で、ピアノ協奏曲23番K488を選びましょう。
数種類の演奏があって、どれもいいんですが、
あんまり他人が誉めない演奏にします。
シャルル・ミンシュ指揮でフランス放送響の1959年ライヴ録音を聴きましょう。
となると、アンコールもクララ・ハスキルにまかせます。
きらきら星変奏曲K265がいいと思います。

これで、今夜のモーツアルト演奏会は終わります。

なお、CDはプレスによって音が違いますし、
極論すれば、同じプレスでも1枚ごとに違います。
当たり外れがあるのです。
基本は、ファーストプレスが良いですし、
欧州プレスがアメリカプレスや日本プレスよりも楽しい音楽が聴こえてくるように思います。
音だけを比べると、日本プレスが良いという意見もありますが、
音だけをどんどんと良くしていくと、聴こえてくる音楽がどんどんつまらなくなることをLP時代に経験しています。

30年以上前のCDプレイヤー、スチューダーA727をいまでも使っていますが、
その後に発売されたA730よりも、音の空気が暖かですし、隙間風もそよ風程度なので、変えないままに来ています。

明日は、別のヴェルサーチの衣服を着用して、
モーツアルト演奏会異聞、別の構成でやってみるつもりです。





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