年頭のご挨拶2017 「ベートーヴェンの時代、モーツアルトの時代」

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世界は一大転換期、場面転換の時代に突入したようです。
ヨーロッパではイギリスのEU離脱、
アメリカではドナルド・トランプ氏が次期大統領に決まり、
アジアではフィリピンの大統領にロドリゴ・ドゥテルテ氏が就任しました。
いずれも綻びの出てきたグローバル化の反動に見えます。
大英帝国の復権、強いアメリカへの回帰、正義の元に強権発動という流れが産まれています。
日本は、アメリカ発の影響を非常に強く受けますから、
米大統領選後からトランプ効果による円安、株高への大きく転換しています。

そのアメリカで昨年末に象徴的なことがありました。
アメリカで(ということは世界中で)昨年に最もCDが売れたアーティストは誰でしょうか?という問いかけに正解を答えられた人はほとんどいないでしょう。
センセーショナルな話題から予想すると「そりゃぁ、ボブ・ディランのCDでしょう!」と答えそうになります。
ところが正解は「モーツアルト」。
えっ、なんで?ウソでしょう。

ビルボード誌の発表によると、
10月末にリリースされたモーツアルト没後225周年記念「モーツアルト225」セットが、
5週間で150万枚を超えたそうです。
年末までには200万枚を突破しているかもしれません。
ちなみに、昨年のアメリカでのCD販売枚数は、過去最低の5000万枚(11.6%減)だったそうです。
なお、このモーツアルト225はモーツアルトの全曲が聴けるコンプリートコレクションの200枚セットなので、
200万枚ということは1万セット売れたということになります。
日本でも5万円位でこのセットは入手できます。

ボブ・ディランでもなく、
ベートーヴェンでもなくてモーツアルトだというのは、
アメリカの空気が変わったように感じます。

クラシック音楽に興味がない方でも、
ベートーヴェンが聴かれる時とモーツアルトが求められる時とは
時代背景と風潮が違うことはお分かりだと思います。
ベートーヴェンが主流となる時代は艱難辛苦、刻苦勉励、自己研磨によって乗り越えていく。
モーツアルトの音楽は、身を任せれば心豊かに気持ちは高揚して、先には幸せが待っている。
もちろん、モーツアルトの(断片を入れると)800曲に及ぶ音楽の中には、ベートーヴェン以上に悲痛な嘆きが聞こえるものはありますし、
天空と同時に地の底を見せてくれるものもあります。K341のキリエのように。

でも、根本的にモーツアルトの音楽は平安と至福をもたらします。
間違っても、戦時中とか戦後の混乱期には流行りません。
アメリカナイズされた日本では、
かの国の流行廃れが直ぐにやってきます。
わが国でも日常にモーツアルトの流れる時代がやってくるのでしょうか。
そうなれば、たいへん嬉しいことです。

アイスクリーム業界では、既にモーツアルトが流れる時代を先取りしているのかもしれません。
氷菓の時代からアイスクリームの時代へという括りにはちょっと無理がありそうですが、
アイスクリームという商品の位置付けが変わったことは現実です。
商品性格が変わり、
立ち位置が変化し、
消費のTPOも変わりました。
冷たい菓子からデザートへというのは簡単すぎますが、
生活環境とともに食の仕方も変化変質したため、
アイスクリームも消費者ファーストで進化したことによって、
現在のアイスクリーム業界はモーツアルトが流れる時代を迎えているのだと思います。
少し前までには、艱難辛苦、刻苦勉励、自己研磨のベートーヴェン的時代が続いていたことも事実です。

この地点から、どこへ飛翔すればいいのかを考えることが大きな課題です。
テーマは「心の満足」と「活力のある健康」です。
美味しいこと、品質の良いことは当たり前にクリアして、
それにプラスアルファが必要です。

ヒントはモーツアルトの音楽の中にあるかもしれません。
泣きながら笑っている彼の音楽を、だまされたと思って、
一聴してみることをお勧めします。

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